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携帯電話発の小説を書籍にしたものが、最近のベストセラーの上位を占めているらしい。
先日の報道番組でも特集を組んでいた。
携帯電話小説の特徴は、横書き。それをどうこう言っていたが何となくそれは枝葉の部分の気がしてどうでも良いという気がする。
私自身、日本語は縦書きのモノだといわれても書道は別として実生活では横書きの方が文字全体のバランスがいい。
ケータイ小説の問題はそんな事では無いと思う。
書籍の小説であっても、ケータイの小説であっても小説を読むのはいい事ではないのか。
一人の人間の経験なんてたかが、知れている。一日24時間で数十年。
そうそう色々経験できるわけはない。それを小説で補い実生活では考えない事を深く考えたりする事は人間に幅が出来いいことではないかと思う。

ただ、問題は携帯電話小説の内容。
ベストセラーになったケータイ小説は、全部とは言わないが売春ものであったり水商売であったり舞台設定がやけに色めいている。

そもそも、携帯電話はプライベートなものでケータイが無い頃友人の家に電話をするとまず電話に出た友人の親に挨拶をし、時間もそこそこで切り上げなくてはいけないという気遣いが必要であった。

が、携帯はいつでもどこでも、個人が優先となる。
常識的な時間と言ったものが無くなってくる。

ケータイやネットでの犯罪が多いのはその一人で画面を見るという閉ざされた個人の世界が一つの原因のような気がする。

怪しげなケータイ小説をよんでも、昔ならば「本」そのものを処分するのに困ったが今は画面を閉じれば終わりとなる。

携帯電話小説は、媒体としては悪いものではない。
子供達が読むものであるので発信側がある程度社会に対する影響を考えるべきではないのか。
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